医療機器、理化学機器の輸入販売
株式会社リコオテクノは、欧米の一流医療機器、理化学機器を取り扱う専門商社です。

e-Mail: info@riko-techno.com

電話:03(5577)6133

受付時間: 平日 AM9:00〜PM17:00

リコオテクノ:医療機器・医療業界動向

トップ > 医療業界動向 > 最先端医療機器も電力なければただの「置物」

一流医療機器メーカーの最先端医療機器も電力なければただの「置物」
 急がれる異常気象による停電対策

非常用電源でも大型の医療機器は使用できず

医療機器神奈川県の国立病院機構・久里浜医療センターで平成29年8月6日午後6時頃、同センター敷地内の電線が破損した影響で停電が起きました。この停電により、大型の医療機器や冷房などが使用できなくなり、約260人入院する患者や外来の検査を延期、また一時的に帰宅させるなど影響が出ました。
同センターでは、一部の医療機器は非常用電源により直後に復旧しましたが、MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁石製の筒の中で、磁気の力を利用し体の臓器や血管を撮影する検査)やCT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影装置)、レントゲンなどの大型の医療機器は、すぐには復旧できませんでした。
同センターでは、この停電の影響で、暑さなど体調を崩した患者はいないとし、「いち早い復旧を目指す」としています。
久里浜医療センターでは、非常用発電機を使用しており、一般診療に影響はないものの、病棟の冷房などは別の発電機を手配し復旧を目指すとしています。

東日本大震災で東北440万戸、茨城404万戸が停電

医療機器平成23年3月11日には、東日本大震災により福島第一原発事故が発生。地震直後に東北電力管内の青森・岩手・秋田・山形・宮城県のほぼ全域、福島県の一部合わせ、約440万戸が停電しました。東京電力管内でも茨城県全域約404万戸が停電しましたが3月19日までには停電は解消。電力の負担を軽減するため都心を含め初めて計画停電が実施。数時間電源が供給されない事態にもなりました。
この大震災の影響によって医療機関では、「非常用電源の確保」、「患者の移動」、「非常用電源装置未設置の医療機関へ供給」を急ぐなど全てにおいて電力確保と患者の安全を第一優先としました。

異常気象!ゲリラ豪雨で町が孤立、停電などインフラがストップ

東日本大震災の翌年7月に日本臨床工学技師会は、「停電における医療機器の安全使用マニュアル」を発行。突発的な長時間停電が起きた場合でも、医療機器の的確な対応と使用方法についてまとめました。
昨今の異常気象は、日本を含め世界中で頻繁に起きており、多大なる被害と損害を生んでいます。地球温暖化やエルニーニョ現象などにより、局地的なゲリラ豪雨などの災害がメディアでも紹介されています。特に土砂災害によって道路が寸断され孤立した市町村では、停電など生活インフラは全てストップ。医療機関にとっては患者の命にも関わるもので十分な対策が必要となっています。

停電時、施設全体を補える非常用電力持つ医療機関はわずか3割

日本臨床工学技師会によると、多くの医療機関が自家発電装置を持っているにもかかわらず、施設全体を補える電力を供給できる医療機関は4分の1と、自家発電装置が緊急用のバックアップとして設けられていることが判明。東日本大震災の影響で計画停電となった地域で通常通り診療できたのは、わずか3割にしか及びませんでした。また、一部のみ継続可能とした医療機関も5〜6割と停電となった場合の対応が懸念されます。
世界の一流医療機器メーカーの最先端・高性能の医療機器も電力がなければ存在する意味がありません。日本は、今後も異常気象に見舞われ致命的な電力供給停止になる恐れもあり、対応率を高める必要があります。

[2017.8.18更新]

▲ page top