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医療支援ロボット「ダ・ヴィンチ」使用の心臓手術、いよいよ保険適用

出血少なく、胸骨感染リスクも回避

米国Intuitive Surgical(インテュイティヴ・サージカル社)が開発・販売する、医療支援ロボットの「ダ・ヴィンチ(ダ・ヴィンチ・サージカルシステム、ダ・ヴィンチ外科手術システム:da Vinci Surgical System)」を用いた心臓手術が、日本で平成30年4月1日より健康保険が適用されました。
「ダ・ヴィンチ」を使用した心臓手術では、開胸手術に比べ胸骨を切らないため出血が少なく、切開時の胸骨感染のリスクも回避でき、患者にとっては創部の痛みや知覚障害もない「低侵襲」な手術が可能で、「早期リハビリ」や「早期退院」、「早期社会復帰」が可能になります。
特に女性の心臓手術では、皮膚1〜2cm幅を数カ所切開するだけですので美容的に大変優れているため、術後の痛みも軽減され「ダ・ヴィンチ」が薦められています。

ロボットアーム先端の鉗子で「つまむ」「切る」「縫合」

「ダ・ヴィンチ」は、小さな創から3D内視鏡カメラとロボットアームを挿入し、ズーム機能で患部をモニターに拡大表示させ、医師の目で捉えながら鉗子を動かす感覚で手術が行われます。
医師の腕、手首、指先に変わり、ロボットアーム先端に様々な鉗子を装着し、医師の動きに連動して「つまむ」「切る」「縫合」するなどの動作を行いますが、鉗子や3D内視鏡カメラを動かすコントローラーには手ぶれ補正をする機能もあるためミスの可能性はほぼありません。
これによって、細い血管の「縫合」や、神経の「剥離」などを正確に行えるほか、モーションスケール機能で、医師が手を5cm動かすと鉗子が1cmだけ動くといった幾つもの設定も可能になっています。

日本は大学病院を中心に237台が導入

医療情報では、この「ダ・ヴィンチ」を使いこなせる若い医師が今後必要となってきますが、日本では平成28年9月末現在で大学病院を中心に、237台「ダ・ヴィンチ」が導入されています。
東京医科大学では、患者への負担が少ない「低侵襲」の手法を研究しており、その一つとして「ダ・ヴィンチ」を導入しています。
「低侵襲」へのアプローチは世界的にも関心が高くニーズも増えており、「ダ・ヴィンチ」を使える若い医師の育成が重要になってきます。
同大学では、「ロボット手術支援センター」に、トレーニング専用の「ダ・ヴィンチ」を設置しており、ロボット技術を学べる学校として、全国から若い医師が集まっているといいます。

使いこなせる若い医師の育成が重要

このような取り組みは、韓国や台湾に比べ日本は遅れを取っていましたが、東京医科大学は平成28年に国際基準に沿った医学教育を実施する機関として認定されました。
東京医科大学病院では、院内の「シミュレーションセンター」で、疾患がプログラムされ病状を再現する人形型の医療機器を活用し、実践力と診断力の向上を目指すとしています。
若い医師の育成にかかるコストは、病院収入の中でも占める割合は大きく、東京医科大学では日本医療研究開発機構などの委託事業で外部資金も獲得。平成22年に比べ3〜4倍に増えているといいます。
今後、「ダ・ヴィンチ」での「低侵襲」治療が期待されています。

[2018.6.19更新]

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