医療機器、理化学機器の輸入販売
株式会社リコオテクノは、欧米の一流医療機器、理化学機器を取り扱う専門商社です。

e-Mail: info@riko-techno.com

電話:03(5577)6133

受付時間: 平日 AM9:00〜PM17:00

リコオテクノ:医療機器・医療業界動向

トップ > 医療業界動向 > 究極のウェアラブル「体内医療デバイス」へ無線で給電成功!

究極のウェアラブル「体内医療デバイス」へ無線で給電成功!交換再手術の必要なしに

高周波で体内のペースメーカーに給電

医療デバイスMIT(Massachusetts Institute of Technology:米マサチューセッツ工科大学)とハーバード大学医学部ブリガムアンドウィメンズ病院の研究開発プロジェクトは平成30年6月、高周波により人体に埋め込まれたペースメーカーなどの医療デバイスに無線で通信し、電力や光を供給できる画期的な手法を開発したと発表。
埋め込み型の医療デバイス、医療機器などへの応用が期待されています。

体内医療デバイスは耐用期間が限られることが課題

心臓ペースメーカーなどの埋め込み型の医療デバイスには、電力を供給するためにバッテリーが内蔵されていますが、そのスペースを確保するため小型化には限界があり、耐用期間が限られてしまうことが現在の課題でした。
電波は、体内を通過すると放散するため、体内にある埋め込み型医療デバイスの給電方法には適していないと考えられていました。
そこで研究開発プロジェクトでは、わずかに異なる周波数の電波を発するアレイアンテナを活用し「イン・ビボ・ネットワーキング」と呼ばれるシステムを考案しました。

体内にあるデバイスの位置を把握する必要なく給電

医療デバイスシステムは、様々な方法で重なり、結びつきながら電波が体内へ伝わり、高い周波数で電波が重なり合うポイントで体内に埋め込まれた医療デバイスに給電する仕組み。
このシステムであれば、電力を広範囲に送ることが可能となり、体内にある医療デバイスの位置を把握することなく、複数の医療デバイスに同時に給電できるといいます。
実験では動物の組織に米粒大の医療デバイスを埋め込み、1メートル離れた位置から組織内の深さ10cmにある医療デバイスに給電することに成功しました。

患者への負担、大幅に減少

これまで、心臓ペースメーカーの場合、バッテリーの寿命が来れば交換のために取り出し、埋め込み手術が必要でしたが、高周波を利用することで一度の埋め込み手術だけで済み、患者への負担も大幅に減少します。
研究開発プロジェクトでは、医療デバイスが皮膚の表面近くにあれば、最長で38メートル離れた場所から給電できると見ており、より効率的に、遠くから給電できるよう、システム改善に取り組む方針です。
平成29年7月には、米国の自販機メーカーが従業員の体内にマイクロチックを埋め込み、現金やカード無しでも商品を買えるようにする取り組みを始めたと報じられるなど、究極のウェアラブル・デバイスは急速に発展しています。

[2018.6.22更新]

▲ page top